手口により株価異なるサイバーエージェントと中国電力

中国電力株は東日本大震災以後、機関投資家が電力株を外す動きが出たことから株価が大きく下押しをする局面が出ていました。しかし、中国電力は石炭火力発電の割合が多いため安心感があり、機関投資家では再び買い戻しを行う手口が増えています。今年になってからはエネルギーを中心とするコモディティー価格が下落する動きとなっているため、電力会社の採算が改善する見通しがあることが機関投資の買いを誘う一因とも言えます。機関投資家が中国電力株を買い進める手口が増えた結果、中国電力株の株価は上昇トレンドを描くようになってきています。一方でITの新興企業であるサイバーエージェント株は、今年の4月から株価が下落するトレンドが続いてきています。サイバーエージェントでは、中間決算の発表時に成長が期待されていた事業の鈍化が明らかになり、機関投資家からの見切り売りの手口が出ています。サイバーエージェントでは、音楽の定額配信事業や動画のライブ配信事業などの新規メディアの創出に力を入れています。しかし、それらの事業は競争相手も多いため、将来の収益の柱になるかは不透明となっています。将来の収益拡大に自信が持てないことから、機関投資家ではまずはサイバーエージェント株を売却しておくことが行われていると考えます。しかし、サイバーエージェントではスマートフォン向けを中心として広告代理事業は着実に成長をしているため、中期的には株価が反転に転じる可能性が高いと思います。サイバーエージェントの来期は今期から始まった新規事業が収益源として貢献をするようになれば、株価が大きく上昇していくこともありそうです。したがって、サイバーエージェント株は、今期に底を打った局面で購入しておくのが良いのではないでしょうか。

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